人材の適性に関する誤解と真実
- 佐藤孝一
- 2024年8月15日
- 読了時間: 1分

よくある見方として
明るく陽気で社交性のある人は営業職に向いている
共感性の高い人は介護職や看護職に向いている
といった意見があります。
しかし、これは一方向からの見方に過ぎず、別の方向から見る必要があります。
例えば、
営業職の場合
明るく陽気で社交性のある人 は、感情の起伏が激しく、熱しやすく冷めやすい傾向があるかもしれません。これにより、仕事にムラが生じる可能性があります。
介護職や看護職の場合
共感性の高い人 は、傷つきやすく、人の死に直面した際に立ち直るのが難しい場合があります。
一つの視点だけでなく、二つの視点を持つことで、見えてくる現実は大きく変わります。
営業職では、一見静かで目立たないが、
誠実に仕事をこなす人の方が向いている可能性があります。
社交性や陽気さは、後から学べるものです。
介護職や看護職では、自分と他人の違いを冷静に見つめる目が必要です。
そうすることで、人の死に直面しても、感情に流されずに仕事を続けることができます。
共感性も、後から学べるスキルです。
このように、適性を判断する際には、一方向だけでなく、二つの方向から検討することが必要です。
このアプローチは、適材適所の人材配置に役立つはずです
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