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螺旋階段の法則が示す未来の姿|社員の成長は一直線ではない理由

執筆者の写真: 佐藤孝一
佐藤孝一
2024年7月16日
読了時間: 3分

更新日:9月8日


社員の成長は一直線ではなく、同じような課題や経験を繰り返しながら、少しずつ高い段階へ進んでいく」**という考え方を、螺旋階段で表現したものです。

物事は直線的に右肩上がりに発展するのではなく、螺旋階段を上るように発展していくと言われています。


横から見ると螺旋階段は一段上がっているように見えますが、上から見るとぐるぐると回っているように見えます。この現象は、発展と復活が同時に起きているからです。


発展は、階段を上ることで実現します(螺旋階段を横から見る)。


復活は、以前いた場所に戻ることで達成されます(螺旋階段を上から見る)。


社会から一度消えたものが、新たな価値を加えて復活する。そんな例が、身の回りにもいくつかあります。


量り売りは一時期姿を消しましたが、単身世帯の増加や環境への配慮から、少量のカット野菜という形で再びスーパーに並ぶようになりました。


独学も、学校教育が主流になる中で下火になった時期がありましたが、オンライン学習の普及によって、再び注目されています。


同じ場所に戻っているようで、実は一段上がっている。これが螺旋階段の法則です。


社員の成長も、同じように進むことがあります。


私は、メーカーの開発・試作部門で約15年、介護現場で約11年働いてきました。現在も介護職として現場に立っています。


試作の仕事では、一度は自分でできるようになったはずの作業で、また迷うことがありました。


以前はスムーズにできていたのに、条件が変わると、また基本に立ち返って考え直す必要がある。そんな場面が何度もありました。


介護の現場でも、ある程度対応に慣れてきたと思った頃に、また新しい迷いが出てくることがあります。


これは、経験が浅くなったわけではありません。より難しい場面や、より深い対応を求められる段階に来た、ということだと感じています。


社員の成長も、これと似ていると思います。前にできていたことが、一時的にうまくいかなくなることがあります。


経営者から見ると、後退しているように見えるかもしれません。しかし、それは螺旋階段を上る途中で、一周してきただけかもしれません。


一時的な停滞だけで判断しない


社員の様子を見て、「前より元気がない」「以前ほど積極的でない」と感じたときは、それが本当に後退なのか、それとも次の段階に進むための一時的な迷いなのかを、少し時間をかけて見てみることが大切だと思います。


一時的な停滞だけを見て評価を下げてしまうと、社員は「頑張っても評価されない」と感じ、前向きさを失っていくことがあります。


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この記事を書いた人

メーカーの開発・試作部門で約15年、介護現場で約11年勤務。現在も介護職として現場に立っています。 働く側としての現場経験と、社会保険労務士の視点から、人が定着し、前向きに働きやすい職場づくりについて発信しています。



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