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加点主義と減点主義における従業員の成長の違い

  • 執筆者の写真: 佐藤孝一
    佐藤孝一
  • 2024年9月20日
  • 読了時間: 2分


今回は、加点主義と減点主義の違いが従業員の成長にどう影響を及ぼすのか、そ


してそれぞれの手法の活用方法について考えていきます。


加点主義と減点主義とは


  • 加点主義:足し算で物事を考えます。失敗は単なるミスとして扱うのではなく、学びや成長の一環として考えます。


  • 減点主義:引き算で物事を考えます。ミスや不足点を指摘し、それを減点することで従業員の行動を修正する手法です。


1. 加点主義がもたらすもの


加点主義では、従業員は自己実現に向けた「小さな成長の積み重ね」を実現できます。


マズローの欲求5段階説で言うと、「承認の欲求」や「自己実現の欲求」に直接働きかける


手法です​。



2. 減点主義がもたらすもの


減点主義は、ミスや不足点を指摘し、リスクを減らすことに焦点を当てます。


しかし、この方法は従業員のモチベーションを損なう可能性があります。


マズローの欲求5段階説において、「承認の欲求」が満たされないため、自己実現の段階へ進みにくくなります​。


もちろん、減点主義はリスクを最小限に抑えるために必要な場合もありますが、


それだけでは従業員のモチベーションを高めるのは難しいでしょう


従業員の成長においては、加点主義が重要な役割を果たします。


加点主義を中心に据え、従業員が小さな成長を積み重ねる環境を整えることで、


彼らの自己実現の欲求を満たし、さらなる成長を促すことができます。


一方で、減点主義を適切に活用する場合は、成長よりも安全に意識を向けます


リスク管理がメインなります。

 
 
 

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