孝(こう)
社会保険労務士事務所

事務所代表の挨拶
初めまして、事務所代表の佐藤孝一です。
私は人の成長に強い関心を持っています。人は小さな成長を実感することで、更に成長したいという意欲がわくものです。この小さな成長の積み重ねこそが、大きな成長へとつながるのです。
成長には困難、苦難、緊張感が欠かせません。しかし、緊張感だけが続けば、疲弊し、成長したい意欲そのものが失われてしまいます。
その為、緊張感を和らげバランスを保つことが重要です。
だからこそ、「成長」と「安定」は常にセットである必要があります。 適度な緊張と、心が休まるバランス。 このバランスが整ったとき、人は自らの意志で前に進もうとします。
図1
そこで私の事務所では、人が活きる組織をつくるための考え方として、次の3つを大切にしています
① 『マズローの理論』 … 人間は「欲」がなければ動きません。
その「欲」を理解し、適切に満たし
ていくことが、社員の成長を促す鍵
となります
② 『共感・創造型アプローチ』 … 心の安定と職場の活性化を
実現する枠組み
③ 『労働法と人間学』 …土台です。その上に
「成長=マズローの理論」と
「安定=共感・創造アプローチ」が
あります
【マズローの理論を人が活きる組織作りに活かす】
・人は、衣食住が満たされることで、安心感を得て、やがて成長や
自己実現へと欲求が高まっていきます。 この人間の自然な欲求の流れを体系化したのがマズローの理論です。
この理論を労務管理に応用すると、従業員の成長段階に応じた関わり方が可能になります
1 生理的欲求
:衣食住などの基本的な欲求です。
例:賃金の支払い、休日・有給休暇の付与、残業時間の削減等
2 安全の欲求
:従業員は安心・安全な職場環境を求めます。
例:ハラスメント防止対策、労災保険、雇用保険、労働時間管理
育児・介護休業等
3 所属の欲求
:従業員は孤立を恐れ、会社の一員であることを求めます
例: 月に 2 回、15 分程度の簡単な面談、 福利厚生、
企業理念の共有
4 承認の欲求
:従業員は認められ、評価されていることを求めます。
例: 月2 回15分程度の軽い面談、モチベーションの強化
*モチベーションの強化が非常に重要になります
①達成感
②承認
③責任感・使命感
④会社への愛着
⑤成長の可能性
①~⑤を従業員に感じてもらうことがモチベーションの強化につながります。
5 自己実現の欲求
:従業員は継続的な成長を求めるようになります。
例: 小さな成長が大きな成長につながる事を従業員が自覚し、
経験する
*この5段階を意識することで、従業員のモチベーションを無理なく高め、 定着率の向上、問題社員の減少、そして業績の向上にもつながります。
【共感・創造型アプローチの考え方】
・このアプローチは、社員一人ひとりの“心”に目を向ける新しい
考え方です。
共感の創造
目的:従業員の個別性に応じた柔軟な労働契約や対応
共同性の創造
目的:会社を一つの“共同体”として機能させるための関係づくり
息抜きの創造
目的:① 自己成長を魅力あふれる喜ばしいものにする
② 自己成長の恐れを最小限にする
例 :イベントや身体を動かす体操など、心のリフレッシュ施策
心の安定の創造
目的:① 自己成長を魅力あふれる喜ばしいものにする
② 自己成長の恐れを最小限にする
例 :読書、対話、座禅、文学や心理学などによる思考の深化
【支える土台:労働法と人間学】
・私の考える労働法とは、職場の秩序を作るものです。
人間学とは、人とは何かを知る学び。
哲学・心理学・仏教・歴史・文学・行動経済学などを総合的に取り入れ、 現代の組織と人の課題に対応できます。
この2つを組み合わせることで、制度の土台ができます。
【目指す職場像】
「成長」と「安定」が共にある職場では、以下の成果が期待
できます
-
従業員が自ら成長を実感できる
-
定着率が向上し、人材が活かされる
-
社内のモチベーションが高まる
-
問題社員が減少する
-
業績が安定・向上する
これからの社労士には、単に制度を整えるだけではなく、
「人が成長し続ける職場づくり」の視点が求められると考えています。
私は、法と人間理解の両面から、企業と人を支える社労士でありたいと考えています。
(愛知県会所属 社会保険労務士 登録番号 23210045号 )
【プロフィール】
15年間某大手メーカー(開発課)で勤務した後退職、介護事業所(有料老人ホーム)に転職、在職中に、2021年、孝(こう)社会保険労務士事務所を設立しました。 (2025年4月現在も在職中、勤続10年目)

