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孝(こう)
社会保険労務士事務所

佐藤孝一
2024年12月4日
従業員が失敗を恐れ、「どうすれば上司に怒られることなく無難に仕事をこなせるか」といった
リスクばかりに目を向けている職場環境では、心からワクワクするような仕事に挑むことはできません。
そんな時こそ、マズローの欲求5段階説を活用した労務管理が力を発揮します。
マズローの欲求5段階説を簡単に説明すると、以下の通りです。
生理的欲求:衣食住といった生活の基盤を満たすこと。
安全の欲求:会社に守られているという安心感を得ること。
所属の欲求:組織の一員として受け入れられ、孤立していないと感じること。
承認欲求:他者に認められたいと思うこと
自己実現の欲求:自己の成長を実感し、成果を出しているという満足感。
リスクばかりを考えている職場環境にある社員は、④承認欲求が満たされていない可能性が非常に高いです。
この場合には、結果よりも行動を認め、褒めることが大切です。
リスクばかり考えているということは、まだ結果が伴っていない場合が多いものです。
この状況で結果ばかりに焦点を当ててしまうと、モチベーションが下がり、
最悪の場合、退職という選択肢に至る可能性もあります。
行動を認め、褒めることで、行動すること自体へのモチベーションが上がります。
その上で、行動を振り返り、自己評価を促すことで、自らの足りない部分に気づき、
次のステップへ進む意欲を高めることができます。
このようにマズローの欲求5段階説を活用した労務管理は、
修正する箇所を教えてくれるツールになります。
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