孝(こう)
社会保険労務士事務所

佐藤孝一
2026年1月23日
提案が減るのは能力不足ではなく、仕事への「わくわく感」が薄れているサインかもしれません
「最近、提案が減った」
「言われたことはやる」
「でも、それ以上は出てこない」
「前はもう少し考えていた気がする」
こんな違和感を感じている経営者の方は多いと思います。
このとき、多くの会社では次のように考えがちです。
主体性が足りない
考える力が弱い
指示待ちになっている
しかし私は、ここを出発点にはしません。人は、いきなり考えなくなることはありません。
思考が止まる前に、先に失われるものがあります
指示待ちが増えるのは、能力の問題ではなく、仕事に対する 「わくわく感」 が薄れている可能性が高いからです。
ここで言う「わくわく感」とは、軽い気分の話ではありません。
仕事が好きと思える感覚
この仕事に意味を感じられている感覚
昨日より少し前に進めている感覚
こうした“前向きさ”が薄れていくと、人は自然に考えなくなります。
人は「考える力」から成長するのではありません
先にあるのは、
「この仕事、ちょっと面白いかもしれない」「もう少しやってみたい」
という感覚です。
この感覚があると、人は自然に考え始めます。
そして試し、動き、少しずつ前に進みます。
逆に、わくわく感が消えた状態で「もっと考えろ」と言われても、うまく動けません。
わくわく感”が薄れている職場で起きやすいサイン
では、社員が考えなくなった会社では何が起きているのでしょうか。
現場では、こんな状態が増えていきます。
達成感を感じにくい
頑張っても反応が返ってこない
自分の仕事に誇りを持ちにくい
成長している実感がない
提案が減る/指示待ちが増える
ただ、こうしたことは外からは分かりにくく、気づいたときには「前向きさ」が落ちた状態になっていることがあります。
労務管理との関について、安心が弱いと、人は守りに入ります
賃金、休日、労働時間、ハラスメント対策、社会保険。これらは、人を管理するための制度ではありません。
本来は、人が安心して働ける状態を保つためのものです。
安心がなければ、人は無意識に守りに入ります。守りの状態では、仕事へのわくわくも、自然と小さくなっていきます。
私は「安心」と「わくわく感」を切り離して考えていません
ただ、どちらが欠けているのかは会社ごとに違います。
安心が足りないのか
わくわくが薄れているのか
それとも両方なのか
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あなたの職場は今、社員が安心して働けていて、仕事にわくわくできている状態でしょうか。
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