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AI時代のモチベーション低下はなぜ起きる? |減点より加点。安心と熱意で動き出す

更新日:3月1日

AIと共に働く暗いオフィスで疲れた社員たちがうつむく場面(左)と、明るいオフィスで笑顔で議論し協力する社員たちの場面(右)を対比したイメージ。中央の矢印が停滞から前向きな状態への変化を示している。

仕事は、失敗の中から成功が生まれます。


失敗と成功は、コインの表と裏の関係です。


一方で、日々の作業は「失敗をいかに減らすか」が中心になります。


標準化、手順化、チェック。作業では、失敗と成功はできるだけ切り離され、安定が重視されます。


AI時代のモチベーション低下はなぜ起きるのか?


今後、AI(人工知能)が作業の分野に入ってくると、働く人は「作業」から、より判断や工夫が必要な「仕事」へ移ることを求められます。


仕事は、試行錯誤が前提です。


つまり、作業と比べると 失敗の回数が増える のは避けられません。


失敗が増えると、なぜモチベーションが落ちるのか


失敗が増えると、人はこう感じやすくなります。

  • 「自分は向いていないのでは」

  • 「また怒られるかもしれない」

  • 「やるほどマイナスが増える」


この状態になると、挑戦が止まり、思考が止まり、行動が止まります。つまり、成長が止まります。


これが、今後、現場でよく見られると予想されるAI時代のモチベーション低下 です。


だから必要なのは「減点主義」ではなく「加点主義」


失敗が増える時代に、減点(ミスの指摘)だけで管理すると、人は守りに入り、挑戦が消えていきます。


逆に、モチベーションを維持するには、小さな成長や前進に注目して“加点”することが有効です。


  • 「ここは良くなった」

  • 「前より速くなった」

  • 「工夫が入っている」

  • 「一歩踏み出した」


こうした評価があると、人は次の挑戦に向かいやすくなります。  


モチベーション維持に必要なのは「制度」よりも、まず2つの軸


では、加点主義を“気分”や“属人的な声かけ”にせず、継続させるにはどうすればいいか。


私の結論は、制度を先に作ることではありません。まず、組織の中で次の 2つの軸 を整えることです。


  • 安心の軸(次の一歩が踏み出せる状態)ルールや基準が曖昧だったり、相談しにくい空気があると、人は守りに入り、挑戦できません。そこで、マズローの欲求5段階説をヒントに、賃金・労働時間・休日・ハラスメント対策・ルールの明確化を基盤にして、「安心」を整えます。


  • 成長の軸(熱意→思考→行動の循環)成長は根性ではなく、熱意(仕事が好き・ワクワク) を起点に、思考と行動が回る状態です。

    熱意を育てると、「どうすればもっと良くできる?」(思考)が生まれ、次の一歩(行動)につながります。


AI時代は、作業が減って「仕事(試行錯誤)」が増え、失敗も増えやすくなります。


だからこそ必要なのは、失敗を責めて止めることではなく、安心を整えて、熱意の火を消さずに循環を回すことです。


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追伸:私がこの考えに至った背景


私は、メーカー15年、介護現場10年という計25年の歳月の後、社会保険労務士となりましたその歳月の間に問いに直面することもありました。


その答えを導き出す助けとなったのが、多くの書籍から得られた知見です。

読書を通じて、組織を健やかに動かすためには「構造」が必要だと気づきました。


私は、安心(労務の土台)と、熱意(ワクワク)を起点にした成長の循環。


この 2つの軸 を整えることで、社員が定着し、自ら成長し続ける組織づくりをサポートします。


 
 
 

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