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加点主義の職場で社員は動き出す|守りは仕組み、成長(熱意)は加点で回る

更新日:3月1日


「加点主義と減点主義を対比した図解。左は『加点主義(Additive Management)』として、成長・挑戦・自己実現を示す上昇グラフと、成功を象徴するビジネス人物が描かれ、『失敗を学びへ、小さな成長を評価』と記載。右は『減点主義(Subtractive Management)』として、ミス・不足・指摘の×印が付いた崩れたブロックと下降矢印、雨の中で落ち込む人物が描かれ、『ミスを指摘、モチベーション低下』と記載。中央に『どちらを選びますか?』の問いとかりばかり(天秤)のアイコンがある。」


「間違えるな」「余計なことをするな」この言葉が飛び交う職場で、社員の目は輝くでしょうか。答えはノーです。


多くの会社で起きているのは、社員の能力不足ではありません。“守り”が強すぎて、成長の回転が止まっているだけです。


私は、組織を動かす鍵は次の2軸だと考えています。


  • 安心:社員が「次の一歩」を踏み出せる状態(※マズローの欲求の考え方を活用)

  • 成長熱意(ワクワク)→思考→行動 が循環する状態


1. 減点主義は、社員を“防御モード”に固定する


減点主義では、ミスをすれば評価が下がります。すると人のエネルギーは、仕事の改善ではなく 「自分を守ること」 に使われます。


  • チャレンジが消える:失敗がマイナスなら、何もしないのが最適解になります

  • 相談が減る:言えば不利になるなら、人は黙ります

  • 思考が止まる:「余計なことを言わない」が正解になり、提案が消えます


この状態では、社員は“次の一歩”を踏み出せません。安心が弱ると、人は守りに入ります。これは能力ではなく、人間の自然な反応です。


2. 加点主義の職場で変わること


私が提唱する成長は、根性論ではありません。成長=熱意(ワクワク)×思考×行動 の循環です。


この循環で一番大事なのが、起点となる 熱意(ワクワク) です。

熱意とは、「仕事が好き」「仕事にわくわくする」「この仕事に熱意がある」という心の状態です。


加点主義は、この熱意を生みやすくします。


  • 熱意が立ち上がる:「ここは良かった」「次はこうしてみよう」という関わりがワクワクを生む

  • 思考が回り始める:認められるから「もっと良くするには?」を考え始める

  • 行動が続く:小さな工夫が評価されるから、挑戦が習慣になる


加点主義は「甘やかし」ではありません。成長の循環を回すための、合理的な設計です。


3. 現場を知るからこそ言える「使い分け」がある


もちろん、ミスが許されない場面があることは痛いほど分かります。


守りは、仕組みで作る。たとえば、ルール・手順・チェック体制・労働法の遵守など、「誰がやっても事故が起きにくい構造」を整えることです。(ここが“安心=次の一歩”を支える領域です)


その上で、攻め(成長)は、加点で回す。社員の挑戦や工夫を、徹底的に“足し算”で評価します。


まとめ


減点主義は、静かに人を止めます。加点主義 の職場は社員の熱意(ワクワク)を起点に、思考と行動の循環を回しやすくします。


もし今、提案が減った/指示待ちが増えた/挑戦が続かない――そんな兆候があるなら、社員を責める前に、「守り」と「成長」の設計を見直す価値があります。   安心か成長(熱意)か、どちらが不足しているか整理できます


減点が強い職場では「安心」が、加点が機能しない職場では「熱意」が弱りやすくなります。まずは、あなたの会社でどちらが不足しているのかを整理してください

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追伸:私がこの考えに至った背景


私は、メーカー15年、介護現場10年という計25年の歳月の後、社会保険労務士となりましたその歳月の間に問いに直面することもありました。


その答えを導き出す助けとなったのが、多くの書籍から得られた知見です。

読書を通じて、組織を健やかに動かすためには「構造」が必要だと気づきました。


私は、安心(労務の土台)と、熱意(ワクワク)を起点にした成長の循環。


この 2つの軸 を整えることで、社員が定着し、自ら成長し続ける組織づくりをサポートします。 

 
 
 

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