社員が辞める前兆とは?退職届が出る前に確認したい職場の変化

「昨日まで普通に働いていたのに、突然退職を申し出られた」。
経営者には突然に見えても、その前から小さな変化が出ている場合があります。
例えば、報告や相談が遅くなる、周囲との会話が減る、疲れている様子が続く、会社の将来について不安を口にする、新しい仕事への挑戦が減る、といった変化です。
一つだけで「社員が辞める前兆」と断定することはできません。
しかし複数の変化が続いているなら、本人の性格だけでなく、役割・相談・休暇・評価・モチベーションといった職場側の状態も、あわせて確認する価値があります。
無料診断では経営者側から、ミスやトラブルの報告が遅れていないか、社員が孤立していないか、会社の方向性を説明しているかなどを確認します。
有料診断では従業員側から、「この会社に長くいていいのか不安」「助けを求めにくい」「自分の居場所があると感じられない」などを確認します。
さらに、達成感、承認、仕事への誇り、責任感、成長実感についても確認します。
転職や退職を経験した人の中には、「辞める前は誰にも相談できなかった」と振り返る人もいます。こうした孤立感は、退職の前段階で現れることがあります。 出典: https://rc.persol-group.co.jp/news/release-20251202-1000-1/ (④協調的だが孤立する現実——相談相手がいない人が多数より)
経営者が「特に問題はない」と見ている場所で、従業員側に強い不安が出ていれば、その認識差自体が重要な情報です。
メンタルヘルス対策としては、ストレスチェック制度がメンタルヘルス不調の未然防止を目的として設けられており、常時50人以上の事業場で義務化されているほか、
2028年4月1日からは50人未満の事業場にも実施義務が広がります。
なお、当事務所の診断は、医療的な診断や法定ストレスチェックの代替ではなく、あくまで職場改善のための独自の仕組みです。
制度としてのストレスチェックと、日常的な変化への気づきは、目的も手法も異なりますが、どちらも社員の状態を早めに把握するという点では共通しています。
大切なのは、退職しそうな社員を当てることではありません。小さな変化を、退職が起きる前の職場改善につなげることです。
こうした変化への気づきは、経営者一人で担う必要はありません。
日頃から社員と近い距離で働く現場のリーダーにも、変化に気づく視点を共有しておくことで、より早い段階で対応できるようになります。
組織全体で「変化に気づく力」を持つことが、これまでの記事を通じて見てきた認識差そのものを縮める、最も現実的な方法です。
無料診断のご案内(経営者向け)
この無料診断は、経営者であるあなたご自身にお答えいただくことで、経営者から見た会社の状態を確認し、「今、経営者が見直すべき2つ」をお伝えするものです。
・社員の役割の分かりやすさや、相談のしにくさ、職場ルールの曖昧さなど、安心して働ける土台
・社員の達成感、認められている実感、仕事への誇り、成長実感など、仕事への前向きさ
この2つの視点を、1つの無料診断でまとめて確認できます。
[無料診断を受ける]
この記事を書いた人
メーカーの開発・試作部門で約15年、介護現場で約11年勤務。働く側として経験した、役割や判断範囲の分かりにくさ、相談や提案への反応による行動の変化と、社会保険労務士の視点から、人が定着し、前向きに働きやすい職場づくりについて発信しています。



コメント